親族が亡くなって初めて喪主をする人にとって、葬儀はわからないことだらけでしょう。それでも、近所の葬祭センターに互助会として入会していれば、全ての段取りや流れを葬祭センターの担当者が行なってくれるので、とても助かります。
互助会に入会するには、必要事項を記入した契約書を取り交わすだけで、後は毎月口座振替で会費を入金すれば良いだけですから簡単です。会費の積立金で、実際に利用した葬儀において20万円相当の費用に充てることができます。
会員は何もできなくても構いません。全ては、担当者の指示に従って決めていけば良いだけです。お寺の住職を決めるのは自分ですが、これは先祖代々のお寺さんがあれば楽です。もし無ければ葬祭センターに相談すれば近くのお寺さんを教えてもらえます。
お坊さんの費用は葬祭センターとは別になりますから注意が必要です。
葬儀は若い年代では参列の経験をすることも少ないですし、ましてや喪主を務めたことがある方はより少なくなります。ですがこうしたことは突然やってくることもあり、ご自身が中心となり進めていかなければならない場合は知らなかったでは大変です。
そのためにも基本的な流れは最低限知っておくことが大切です。まずお亡くなりになった時には親族に連絡をすることも大切ですが、早めに葬儀社に連絡をすることが重要です。お葬式をあげるためには会場などの準備が必要ですが、タイミングよく施設が空いているとも限らないからです。
また、宗派やお寺などの連絡先、故人の親しい人など事前に分かっていると、スムーズに進めることができます。そして故人の宗派のお寺へ連絡し、枕経などの依頼をします。ここまでしてやっと内容やスケジュールなどの細かな打ち合わせをする段階になりますが、依頼した会社が中心となって進めてくれますので安心して大丈夫です。
故人を偲ぶためにも、悔いが残らないように事前にできることは準備しておくことをお勧めします。